私はこうしてブラック企業に就職した～後編～

バイトと面接を交互に繰り返す日々を繰り返した。
1度大きなクレームを起こしたがどうでもよかった。
就活のことで頭がいっぱいだった。

いつものように就活していると「フォーシーズ」という会社が連絡がきた。
以前、合同企業説明会兼面接イベントで面接をした大手の会社だ。
内容は「1次選考が通り、最終選考に行ける」というものだった。
今まで1次選考で落ちていたためとても興奮した。（嬉しいを通り越していた）

ほかの会社にもエントリーしていたが一旦忘れ、フォーシーズの最終選考に集中することにした。
面接練習を重ね、いよいよ最終面接に臨んだ。
人生最後の就活！人生最大の大勝負！ということでめちゃくちゃ気合を入れた。
副社長が面接官だったが本当に覚悟をしていたため何とも思わなかった。むしろ「説教したきゃしろ！俺はこの会社に入りたい！！！」と本気で思っていた。

結果は・・・合格

人生で初めての内定を勝ち取った。
嬉しいを通り越して興奮し気の緩みからバイトでクレームを起こしたり、風俗に行きまくったり、無意味に暴飲暴食をした。
嬉しさのあまり頭がおかしくなるほど興奮していた。

だがその会社は絵にかいたようなブラック企業であり3年後にパワハラから逃げるように退職した。

冷静に考えてみて
・30歳
・資格なし
・職歴なし
・転職回数4回
こんなスペックに残された選択肢はブラック企業しかない
そもそもタダで貰える情報やサポートなんかたかが知れてるというのは社会の常識である。

「早く就職しなくては！」と焦った結果。
ワークポートに売られ、フォーシーズに使い捨てにされるという結末を迎えた。

バカは搾取されるということがよくわかった。