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A型事業所で学んだこと5選 [うつ病]

うつ病になりA型事業所に1年間通ったが、うつ病が悪化し退職した。
悪い結果となったが学びはあったので、私がA型事業所で学んだことを5つあげていく。

⓵社会と会社は障害をわかってない
②はりきる人がバカを見る
③はりきる人がバカを見るパート2
④はりきる人がバカを見るパート3
⑤自分は無能


⓵社会と会社は障害をわかってない
A型事業所は福祉サービスなので障害に配慮してくれるものだと思っていたが、実際は怒号が飛び交う殺伐とした職場だった。

身体や知的障害のような目に見える障害を持った人には優しく接するのだが、精神障害のように目に見えない障害に対しては当たりが強く「速くやって」「駄目だお前は」と怒鳴ることが多かった。
「精神障害=甘え」が本音なのだろう。

②はりきる人がバカを見る
A型事業所を利用し始めたころは「ここから再スタートだ!」「うつ病を克服して1年で社会復帰するぞ!」と意気込んだ。

質問!報告!声掛け!与えられた仕事は全て積極的に受ける!誰よりも早く仕事をする!
社会復帰を目指して意識を高く持って仕事に打ち込んだが会社の反応は
「余計なことをしないで」
「口出ししないで」
「普通にやって」
だった。

たいした能力が無い人が仕事を張り切ったところで空回りするだけで迷惑でしかない。


③はりきる人がバカを見るパート2
健常者からすればたいしたことないが私はかなりA型事業所に貢献したほうだろう。
力仕事は出来るし、手作業も誰よりも早く丁寧に出来るし、職員との受け答えもできる。
新事業の立ち上げもやった!

会社は評価してくれたが・・・
評価と言っても、褒めるだけで私の仕事は日に日に増えていき、私のスキルではこなせない業務を割り当てられた。
「出来ない」と言っても聞き入れてもらえず、毎日3時間勉強してなんとか業務をこなしていったが・・・ついにうつ病をが悪化してしまった。

会社はそんな私に対して「就職するには必要だから」「これができるようになれば社会で役に立つから」と根性論を言うだけだった。

私は「都合がいい駒」だったのだろう。


④はりきる人がバカを見る3
障害と年齢による要素があるので仕方のないことだが、ほとんどの人が私よりも仕事が遅かった。
誰よりも確実に速く多くの仕事をこなしている中、他の人は私の半分以下の仕事しかしてない。
全員が私と同じ給料である。

私に対しては「努力しないと!」「頑張れ」「いいからやって」と鞭を撃つのに対して、
他の人には「無理しないでいいよ」「出来なければ他のことやろうか」と明らかに対応が違う。

私は仕事ができない人の分の仕事を背負っていた。

⑤自分は無能
普通の人と比べて足りてないことは承知しているが、私は頑張った!
うつ病が悪化してまでやったのだ。限界を超えるまでやった。

だが、結局何も成し遂げることなく終わった。
学生時代から勉強、人付き合い、オシャレ、ブラック労働、スマブラを頑張ってきた。
嫌がらせだって文句言わずに堪えた。

だが出来上がったのは
・無職
・友人0人
・年齢=彼女いない歴
・精神疾患
という低スペックのアラフォー男だ。
「限界を超えて頑張ってこの結果しか出せない私は相当無能なのだな」と改めて知ることができた。


A型事業所に通って
・優しい人はいない
・はりきると空回りする、都合よく使われる、他の人の分の仕事を回される
・私の努力は程度が知れてる
ということを学んだ。

福祉の会社は健常者が運営しているので障害の大変さがわからないのは当然である。

福祉サービスを使う時はあまり期待せず、適度に無能アピールをすると良いだろう。
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